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プロダクトマネジャー

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STORES のプロダクトマネジャーに関する記事をまとめたマガジンです。
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2023年12月の記事一覧

プロダクト開発におけるVoC会のススメ

こんにちは。STORES でプロダクトマネージャーをしている伊東です。 今回は先日実施したVoC(Voice Of Customer)会についてご紹介できればと思います。 VoC会とは?VoC会とは、言葉の通りオーナーさんからの要望(Voice of Customer)を 1日かけて集中的に対応する会のことで、日々オーナーさん対応の最前線にいるサポートチームと開発チーム合同で実施しています。STORES 予約では定期的にVoC会を実施しており、例年はオフライン(サポートチー

新規領域のUXリサーチで直面した4つの問題と改善

こんにちは。STORES でプロダクトマネージャーをしています、ソネダイスケです。1年ぶりの記事です。今回は新規領域におけるUXリサーチに関する実体験ベースでのお話をしたいと思います。 想定読者 これから新規領域のUXリサーチを行っていくPM・デザイナー・リサーチャーの方 とりあえずUXリサーチに興味ある人 この記事では 、今後PMやデザイナー、リサーチャーがUXリサーチをする際の参考になればと思い執筆しています。 もっとこうしたらいいよといったご意見やアドバイスも大

誰にも気付かれないけどユーザーのための1割のこだわり

こんにちは。 お店のキャッシュレス決済「 STORES 決済 」のPMをしているMasakoです。 今回は、先日リリースした電子マネーのQUICPay対応の中で、誰にも気付かれないけどPMとしてこだわったところを紹介します。 プロジェクト概要決済手段を増やすには、一言で書くと「決済サービスを提供している側(決済ブランド)の仕様を、自社プロダクトに組み込む」ことで実現できます。 ね、簡単でしょ? と言いたいところですが、 決済手段といってもクレジットカード、電子マネー

開発工数の見積もり精度を共通言語化する

STORES というお店のデジタル化をサポートする会社でプロダクトマネージャー(PM)をやっている sako (@hamsako) です。 「この機能作るのに、工数どれくらいかかります?」 プロダクト開発界隈だと週に1回は聞く/言う言葉だと思います。 このとき、聞かれた側の頭の中では (期待されてる回答工数の粒度は?) (期待されてる精度は?) (何人がかりを想定?) (詳細な仕様も把握していないぞ) (間に合わなかったらやばいやつなら多めに積まないと) みたいなこ

会社のストーリーに寄与しない小型開発の価値を検証する

こんにちは。STORES 株式会社にてプロダクトマネージャーをしているtanukinです。 STORES 株式会社では STORES Advent Calendar 2023 を展開しており、その中の12/05(火)分の記事となります。 課題提起会社としてプロダクト開発をやっている以上、開発するものは会社の語るストーリーの影響を受けます。 多くの場合、会社が語るストーリーは大きくなりがちで(そうでなければ`会社`という単位でやる意味がないので)、伴い作り上げるもののスケール